設立の趣旨
(昭和58年7月)

 日本列島3,000キロ、うち琉球列島1,200キロ、自然環境の摂理のもと気候や風土に違いがあるように、地域には独自の歴史と文化が刻まれています。これは、先人たちが長い時の流れの中で培ってきた「生活する知恵と熱意」の現れであり、まさに、地域固有の「風格」といえましょう。
 地方の時代が強調される一方で、まちづくりにおいて地域の個性ある歴史や文化が見なおされ、着実に高揚しつつある今日、地域や都市の「風格」を洞察し、これを後世にまで継承・育成する地域に即した諸計画が求められています。
 私たちは、こうした時代の要請に応え、地域や都市を科学し、総合的観点に立った政策づくりに寄与するべく、鞄s市科学政策研究所を設立致しました。
 沖縄県は、今日なお「経済の自立」をはじめとし、総合交通問題,住宅及び住環境問題等、多大な課題を抱えているのが実態です。しかし一方では、沖縄の伝統,文化、脈々たる地域性から学びとる「自立の精神,活力」等もはかりしれません。
 私たちは、地域の一員としての初心を忘れることなく、この「土着の思想」に基盤をおき、具体的な「仕事」を通して、幾多の課題に取り組んでいく所存です。